後の祭り
JALの公募価格が、211円に決まった。
チャートを見る限り、公募に当選した人は歴史的安値で仕入れることが出来たのだと思う。
【9205JALの月足チャート】
私は長年のホルダーなので、今回の公募騒ぎは注目してはいた。
が、公募には多分落選だろう。
そもそも、この一連の公募祭りはカラクリがあったようだ。
【夕凪通信 さんのHPからの引用】
2006/7/14(金)
気が付かれた方も多いかと思うのですが、日本経済新聞の7/13日朝刊に「モルガン・スタンレー、日航株5.78%保有」との記事掲載がありました。「貸株など証券業務のための一時的な保有が中心としている。」との内容です。
これを見て思い出したのが、ソフトバンクの株価が10万円近辺から70万円まで急騰した時に、どこかの証券会社(失念)が、貸株(つまり空売り)用に株券を集め、大量保有報告書を提出した事でした。
今回のモルガン・スタンレーの動きは日本航空(9205)株について「株券を空売りして、公募で受け取った株で戻す」ことを念頭に置いたものではないかと思います。最近の下落は、この動きが活発化し始めたのではないかと。
この仕組みで確実に儲けるには、公募価格決定日と思われる日に、大引け間際に大量に売って公募価格を下げることです。しかしながら、さすがに当局の目も厳しいし、空売り規制もあるので、じわじわと売る作戦を取ることになると思います。
ちょっと気になったのは、6月30日の公募発表日にあわせてモルガン・スタンレーは株券を調達していることです。なんらかの事前準備があったのではないかと疑いたくもなります。どこから株券を調達したのか分かりませんが、公募の公表前の、貸株金額が安いうちに調達することができたのではないでしょうか。
発行済み株式の35%にも相当する公募にもなると、株券を調達できる所では、いろいろと利益を得る手段がありそうですね。これは既存株主の方の犠牲の上に成り立っているのですけれども。
しかしながら、以上については、私の単なる推理ですので、全く外れているかもしれません。
-----引用終わり----
夕凪通信さんも言うようにこれは推測なのだろうが、うかつなことにこの記事に今の今迄気付かなかった。
残念ながら、今朝なら公募できたのだが今ではもう手遅れだ。