リスク管理の強化 | 勝利の法則

リスク管理の強化

ドル円、クロス円の急落にも関わらず、私のポートフォリオは含み益状態のままだ。

理由は、はっきりしている。ポートの殆どが、ZAR/円だからだ。


【60分足チャート ZAR/円】             【60分足チャート USD/円】

0729ZAR60min  0729USD60min

【60分足チャート AUD/円】             【60分足チャート NZD/円】

0729AUD60min  0729NZD60min


ドル円とNZD円の下落は、特にキツイものがあった。

米国のGDPが期待ハズレだったなどと講釈されているが、結果的に下げている。

この下落が、南アランドだったら?と思うと、ゾッとする。


損切りは、金輪際しないとして始めたキャリートレードだ。

NZDのように、2円下げたら、円換算7,200,000のZAR/円買いポジションは、140万円の含み

損を抱える計算になる。


余裕資金を持つのは当たり前として、投下資金全体に占める南アランドの割合を下げる必要が

ある。

少なくとも、南アランドが全体の80%を占める現状は危険だ。

南アランドの比率を、50%に下げる。


【スタートラインのポートフォリオ(目標)】

0729port (証拠金は、計1,239,916円)


NZD、USD、AUDが、現在各10,000単位なので、新たにEURを加え、南ア以外の通貨合計が

50%を占めるポートをスタートラインとしたい。

それには、ドル円、クロス円が下げている今がエントリのチャンスである。

が、慌てずに分散を心がけてエントリする。


この新ポートをスタートラインとできれば、リスクが幾分軽減できる。

しかし、買い上がった挙句のスタートラインポジションでは、リスク軽減の効果を果たせない。

高い所を掴んでは、リスク軽減どころか、リスクの増大になる。


でき得るならば、荒いキザミで買い下がりたい。

極力、1円以上の下落で拾いたい。

思い通りにならないのが、現実ではある。


幸運なことに昨夜の下落で、NZDは前回エントリレベルの2円下で20,000単位拾えた。

既得のポジションと合わせて、30,000単位となった。

残り、10,000単位は慎重に追加したい。

NZDのような、乱高下する通貨は再度下げる恐れがある。

再度の下げを狙って、計40,000単位としたい。


EUR、USDも指値レベル迄下がった。

朝、確認したら拾えていた。


【07.28(金) ポートフォリオ】

0728port 南アランドの比率は、60%に低下した。

証拠金は、合計1,018,676円となった。


AUDはあまり下げていないので指値に届かず、10,000単位のままである。

指値レベルを調整する。


既に、週次単位の複利計算投資 は始めている。

リスク管理のための、土台強化作業という位置付けである。

年内かけて、南アランド比率を50%迄下げることで良しとする。


追加がなくても現在のレベルでSWPは、3,277円/日=98,310円/月、となる。

このポジションに必要な証拠金は、912,545円である。100万円を切る。


常に下落リスクに晒されるが、多くのレバタラが重なれば、2008年4月末に円換算元本が

1億円に到達する。


この手の「取らぬ狸の皮算用」的計算は、多分昔からあったろう。

新しい材料は、

 ・南アランドが、10,000単位から買える。

 ・証拠金は、5%(つまりレバ20倍)で済む。

 ・取引手数料が、10,000単位当り50円と小額。

 ・10,000単位当りのSWPが、30円と良心的。

 ・オンライン(インターネット)で手軽に取引できる。

など。


そして、

 ・SWP30円/日が維持される。

 ・南アランド/円レートが変わらない。

などの、とても困難なレバタラが全部成立する確率は不明だ。

しかし、少なくとも宝くじよりは当選確率が高いように思う。

週次単位の複利計算の威力だ。


新たなスタートラインに立てば、後は獲得SWP分を週単位で追加投資に振り向けるだけだ。

手許の原資は、為替下落リスクに備え預けるだけで投資はしない。
ユックリと構えて、分散エントリに徹する。


構築した後のポジションを、長期レンジで取得平均単価を下げるという発想はアチラコチラ

でお見かけする。

スワップ派にとっては重要な作戦である。