リスク管理の強化
ドル円、クロス円の急落にも関わらず、私のポートフォリオは含み益状態のままだ。
理由は、はっきりしている。ポートの殆どが、ZAR/円だからだ。
【60分足チャート ZAR/円】 【60分足チャート USD/円】
【60分足チャート AUD/円】 【60分足チャート NZD/円】
ドル円とNZD円の下落は、特にキツイものがあった。
米国のGDPが期待ハズレだったなどと講釈されているが、結果的に下げている。
この下落が、南アランドだったら?と思うと、ゾッとする。
損切りは、金輪際しないとして始めたキャリートレードだ。
NZDのように、2円下げたら、円換算7,200,000のZAR/円買いポジションは、140万円の含み
損を抱える計算になる。
余裕資金を持つのは当たり前として、投下資金全体に占める南アランドの割合を下げる必要が
ある。
少なくとも、南アランドが全体の80%を占める現状は危険だ。
南アランドの比率を、50%に下げる。
【スタートラインのポートフォリオ(目標)】
NZD、USD、AUDが、現在各10,000単位なので、新たにEURを加え、南ア以外の通貨合計が
50%を占めるポートをスタートラインとしたい。
それには、ドル円、クロス円が下げている今がエントリのチャンスである。
が、慌てずに分散を心がけてエントリする。
この新ポートをスタートラインとできれば、リスクが幾分軽減できる。
しかし、買い上がった挙句のスタートラインポジションでは、リスク軽減の効果を果たせない。
高い所を掴んでは、リスク軽減どころか、リスクの増大になる。
でき得るならば、荒いキザミで買い下がりたい。
極力、1円以上の下落で拾いたい。
思い通りにならないのが、現実ではある。
幸運なことに昨夜の下落で、NZDは前回エントリレベルの2円下で20,000単位拾えた。
既得のポジションと合わせて、30,000単位となった。
残り、10,000単位は慎重に追加したい。
NZDのような、乱高下する通貨は再度下げる恐れがある。
再度の下げを狙って、計40,000単位としたい。
EUR、USDも指値レベル迄下がった。
朝、確認したら拾えていた。
【07.28(金) ポートフォリオ】
証拠金は、合計1,018,676円となった。
AUDはあまり下げていないので指値に届かず、10,000単位のままである。
指値レベルを調整する。
既に、週次単位の複利計算投資 は始めている。
リスク管理のための、土台強化作業という位置付けである。
年内かけて、南アランド比率を50%迄下げることで良しとする。
追加がなくても現在のレベルでSWPは、3,277円/日=98,310円/月、となる。
このポジションに必要な証拠金は、912,545円である。100万円を切る。
常に下落リスクに晒されるが、多くのレバタラが重なれば、2008年4月末に円換算元本が
1億円に到達する。
この手の「取らぬ狸の皮算用」的計算は、多分昔からあったろう。
新しい材料は、
・南アランドが、10,000単位から買える。
・証拠金は、5%(つまりレバ20倍)で済む。
・取引手数料が、10,000単位当り50円と小額。
・10,000単位当りのSWPが、30円と良心的。
・オンライン(インターネット)で手軽に取引できる。
など。
そして、
・SWP30円/日が維持される。
・南アランド/円レートが変わらない。
などの、とても困難なレバタラが全部成立する確率は不明だ。
しかし、少なくとも宝くじよりは当選確率が高いように思う。
週次単位の複利計算の威力だ。
新たなスタートラインに立てば、後は獲得SWP分を週単位で追加投資に振り向けるだけだ。
手許の原資は、為替下落リスクに備え預けるだけで投資はしない。
ユックリと構えて、分散エントリに徹する。
構築した後のポジションを、長期レンジで取得平均単価を下げるという発想はアチラコチラ
でお見かけする。
スワップ派にとっては重要な作戦である。