スワップ派のバリュエーション
所謂スワップ派とは?
この方 の定義だと、
「スワップ派とはポンドや豪ドルなどの高金利通貨に投資して、スワップ金利収入で資産運用を目指す者たちのことです。つまりインカムゲイン(利子収入)狙いですね。」
ということになる。
スワップ派は、2つのタイプがあるように思う。
①下落リスクを見越し、資金的余力を充分に保持しておく。
②高レバレッジを生かし、高い金利収入を享受する。下落時は借り入れで凌ぐ。
①も②も下落時に損切りして、実現損を出さないところが共通点だ。
長期投資で、下落リスクをカバーする。
私が始めた方法は、①に該当する。
従来の①は、スワップが貯るにつれ含み益が増えるので、下落時のリスクが徐々に軽減される。
軽減されれば、手持ち資金に余裕が出来るので、更なる追加投資も出来るようになる。
追加投資の対象通貨は、GBPやAUD、NZDなどの高金利通貨である。
投資対象に、今月(7月)から南アランドが加わった。
南アランド投資は従来から、ひまわり証券など複数業者で扱ってはいた。
私が利用している、S短資が始めた商品は従来と違って、
・取引単位を、10,000通貨から注文できる。
・10,000単位の片道手数料を、50円とした。
・10,000単位のSWPを、30円/日(最初は32円)とした。
・5%の証拠金で、10,000単位のポジションを建てられる。
・獲得したSWPポイントは、翌日証拠金元金に加えられる。
この5点セットは、従来になかった。
南アランドのレートは、
16.69-16.75(S短資は、スプレッド0.06)である。
100,000単位の買いを建てると、
16.75×100,000=1,675,000円 分の南アランドを買い持ちすることになる。
この、買い建てに必要な証拠金は、
1,675,000円×5%=83,750円である。
そして、南アランドは10,000単位当り、30円/日のSWPが付く。
100,000単位だと、30×10=300円だ。
レートが変わらないと、10,000単位の買い建てに必要な証拠金は、8,375円である。
8,735÷300=29 なので、約1ケ月分のSWPを貯めれば、更に10,000単位の買いを建てることが
出来る。
理論的には、月次単位の複利計算方式で資産が増えることになる。
実際には、為替レートは変動するので計算通りに追加できない可能性が高い。
しかも、SWPは円と南アランドの金利差が縮じまれば、30→29→28円・・・と低下してしまう。
しかし、SWP分だけを再投資するなら、南アランドが高騰した時は少ない仕入れで、値下がり
した時は、大きく仕入れることができる。
いわゆる、ドルコスト平均法のメリットが生じてくる。
彼我の金利差は、当分埋まらないと見たい。
5点セットの利点を生かした投資を当分続けたい。
私の今のポジションは、30,000単位/週の追加ができるSWPを生み出してくれる。
月、火、水と3日に分散して、10,000単位づつエントリする体制としたい。
判断を極力廃し、機械的にエントリする。